そろそろ筋トレを始めたいけれど、ジムと自宅のどっちにすべきか迷う…
筋トレはダイエットに限らず、理想のカラダを手に入れるために欠かせない要素のひとつです。
しかし、筋トレを始めようと思っても、まず最初の壁にぶち当たるのが、
「ジムと自宅のどっちで筋トレをするか?」ということ。
筋トレ初心者であれば、ジムか、自宅のどちらが良いのか悩みますよね。
それぞれの特性を理解しないまま、自分に合わない場所で筋トレをしてしまうと、すぐ挫折してしまうかもしれません。
そこで本記事では、筋トレ経験者50人を対象にしたアンケートをもとに、ジムと自宅それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
- 筋トレをこれから始める
- ジムか自宅のどっちでやるべきか悩んでいる
- ジムと自宅それぞれのメリットを知りたい
筋トレ経験9年目、パーソナルトレーナーの資格を持つ筆者が、自身の経験もあわせて紹介していますので、ぜひ最後まで見ていってください。
筋トレ経験者50人に聞いた!ジム・自宅どっち?
まず最初に、世のトレーニーがどこで筋トレをしているのか、気になりますよね?
今回は、以下の条件に該当する方から「筋トレはジム派か?それとも自宅派か?」の独自調査をしました。
調査は、WEB上から公募アンケートを実施したぞ!
- 1ヶ月以上、筋トレを継続している
- 現在、ジムか自宅のどちらかを利用している
- 男女年齢問わず、50名を対象に調査
早速、調査をした結果を発表すると…
なんと70%を超える人が自宅派という結果に!
ちなみに筆者は、ジムと自宅の両方派ですが、もっとジム利用者が多いと思っていたので驚きです…
また、なぜ自宅で筋トレを行うのか?理由を伺ってみたところ、
- 仕事との両立のため
- スキマ時間で筋トレしたい
- ジムに通う時間がもったいない
- そこまでムキムキになりたくない
- 筋トレにお金をかけられない
というような理由がありました。
確かに、手軽さとコスパを考えれば、自宅の方が始めやすいね!
ただし、自宅で筋トレをするのが、絶対的に良いとは限りません。
次章では、ジムと自宅で筋トレをする、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
ジムで筋トレをするメリット
普段の筋トレは、自宅派が多い結果となりました。
本章では、ジムで筋トレをするメリットとデメリットについて紹介していきます。筆者は、ジムで筋トレすることの方が多いので、実際に感じていることも踏まえ紹介します。
まず、ジムで筋トレをする最大のメリットとしては、
- 多様な器具を使える
- 自宅では扱えない重量を扱える
- モチベーションが上がる
ことだと考えています。
後ほど紹介しますが、自宅は気軽さがあるものの、行うメニューや重量に限界があります。
その点、本格的に筋トレをしていきたい人は、ジムでの筋トレが向いていると言えるでしょう。
ジム選びに迷っているのであれば、「失敗しないジムの選び方」という記事で紹介しているので、チェックしてください。
それでは、ジムで筋トレをするメリットについて、それぞれ解説していきます。
- いろいろな器具・マシンを使える
- トレーナーに教えてもらえる
- メニューを決めやすい
- 高重量を扱える
- 良い刺激をもらえる
(1)いろいろな器具・マシンを使える
先ほど紹介したように、ジムには大きな器具やマシンが沢山あります。
1つの部位を鍛えるだけでも、3種類以上はメニューをこなせるでしょう。
胸のトレーニングであれば「ベンチプレス、ダンベルフライ、チェストプレス」みたいな感じだね。
フリーウェイトの器具や、トレーニングマシンを含めれば、バリエーション豊富な筋トレができるのが良いところです。
(2)トレーナー(ジムスタッフ)に教えてもらえる
困ったときに、質問できるトレーナーがいると安心です。
特に初心者のうちは、器具の使い方などわからないと思うので、トレーナーに方法を聞きながらできると良いですね。
普段から挨拶をして、話しやすい関係を築いておこう♪
ただし、昨今増えている24時間ジム(エニタイムフィットネスや、JOYFITなど)は、大型ジムに比べスタッフの人数が少ないため、手厚いサポートは期待できません。
最初にサポートが必要な人は、近くのジムが「どれくらいサポートしてくれるのか?」をチェックしてみると良いでしょう。
(3)メニューを決めやすい
ジムには、器具やマシンが豊富にあるので、メニューを決めやすいのもメリットのひとつ。
いろいろ器具があって、逆に悩んでしまうかもしれませんが、大抵のジムには筋トレメニュー表が置いてあるので、参考にすると良いでしょう。
脂肪燃焼コース!とかで筋トレメニューが記載されているはずだよ
もし、ジムにメニュー表が無い場合は、初心者向け筋トレメニューの組み方を別記事で紹介しているので、参考にしてください。
(4)高重量を扱える
高重量を扱えるのも、ジムで筋トレをするメリットです。
- 筋肥大したい
- 筋力アップしたい
- 細マッチョではなく、ゴリマッチョ
上記の人は、間違いなくジム向きの人と言えるでしょう。
ちなみに、自宅をホームジムにして高重量を扱うこともできますが、安全性の観点から1人で筋トレするのはオススメしません。
高重量を扱った事故は、過去何度もあるからね…
(5)良い刺激をもらえる
ジムに行けば、沢山の人がガンガン筋トレをしているので、自然と「やらなきゃ!」って気持ちになります。
自宅では勉強できないけど、図書館に行けば勉強が捗るのと似ていますよね。
もし、あなたが通うジムに憧れのマッチョがいれば、勝手に師匠と崇拝しながら筋トレしてもよいでしょう。
ジムで筋トレをするデメリット
ジムで筋トレをするデメリットは、通う手間やお金の観点が多いと考えています。
ジムのデメリットを4つ考えましたので、以下から紹介します。
- お金がかかる
- 通う時間と手間がかかる
- 周りの目が気になる人も
- 時間帯によって混雑している
(1)お金がかかる
自宅に比べ、ジムに通う場合はお金がかかってきます。
料金は、器具の充実度合いなどによって変わってきますが、相場は8,000円前後でしょうか。
筋トレにそこまでお金をかけられない人は、自宅でのトレーニングを検討するとよいでしょう。
また、区営や市営のジムが近くにあれば、都度払いで安く通えるのでオススメです。
(2)通う時間と手間がかかる
ジムに通う時間もかかれば、手間もかかります。
家に近ければ良いですが、徒歩10分以上かかってくると、通うのがしんどくなってしまうかも…
更に、毎回トレーニングウェアの準備や、タオルなども用意しないといけません。
準備するのがめんどくさい人には、ジムは向かないと考えます。
(3)周りの目が気になる事も
トレーニング初心者や、女性は周りの目を気にしてしまうこともあるでしょう。
ある意味、自分は自分と割り切れる人であれば問題ないですが、過度に気にしてしまう場合は、ジムでの筋トレはオススメできません。
その場合は、自宅か、パーソナルトレーニングを推奨します。
<関連>【初心者におすすめ】パーソナルトレーニングジム3選|安心の実績
(4)時間帯によって混雑している
夜時間帯のジムは、混んでいて使いたい器具や、マシンを使えないことが多いです。
筆者も一番悩まされたのが、この混雑問題でした。
夜しか通えない場合は、
- ある程度混んでいることを覚悟していく
- 空いている器具やマシンで柔軟にトレーニングをする
など、対策を練るようにしてください。
だいたい、フリーウェイトエリアは長蛇の列だ…
<ジムで筋トレ>こんな人にオススメ
ここまでジムで筋トレをするメリット・デメリットについて紹介しました。
本章では、ジムで筋トレするのに向いている人を例に挙げていきます。
- トレーニング初心者
- 飽き性
- がっつり筋肉をつけたい
- 近くにジムがある
- 集中して短期間で結果を出したい
トレーニング初心者
トレーニング初心者こそ、まずはジムで筋トレをする方が良いと考えています。
なぜなら、ジムは自分の体重より軽い重さで筋トレできるからです。
反対に、自宅トレーニングでは自重がメインになるので、そもそも1回も挙がらない…なんてことがあって挫折してしまう方を多く知っています。
その点、ジムは自重よりも軽い重量のトレーニングマシンが扱えるので、初心者でも始めやすい。
特に、トレーニングマシンは動く方向が決まっているので、初心者でも筋肉に刺激を入れやすいぞ!
もちろん、自重やフリーウェイトの方が、一気に沢山の部位を鍛えられるメリットもあります。
しかし、初心者には自重や、フリーウェイトトレーニングはきつすぎるでしょう。
目安、腕立て伏せが一回もできない場合は、ジムで基礎的な筋力をつけることをオススメします。
飽き性
飽き性の場合は、さまざまなメニューを行えるジムの方が続けやすいでしょう。
もちろん通う手間などもありますが、ジムに着いてしまえばモチベーションが上がるはず。
更にジムスタッフや、ジム仲間を作れば、飽き性の人でも楽しんで継続できます。
がっつり筋肉をつけたい
ガッツリ筋肉をつけていきたい人は、ジムをオススメします。
さまざまな筋トレの説はありますが、高重量を扱った方が筋肥大には効果があると個人的にも考えています。
筋肉をつけたい人は、ジムでフリーウェイトを中心に筋トレしましょう。
実際にベンチプレス、スクワットなどのフリーウェイトを重視してから筋肥大したぞ
近くにジムがある
家の近くにジムがある人は、迷わずジムに通うべきです。
近さは、徒歩5分以内なら理想的。
近くにジムがあれば、ちょっとした合間にジムに行ってトレーニングができるので、継続しやすいです。
10分だけトレーニングしてくるわ!っていうのもOK♪
ちなみに、筆者が引っ越しをするときの第一条件は「ジムが近くにあること」です(笑)
大会に出たい!結婚式がある!
短期間で結果を出したい場合(期限付きのダイエット、ボディコンテスト出場)は、ジムでの筋トレする方が良いです。
理由としては、ジムであれば同じ部位にさまざまな角度・フォームで刺激できるので、筋発達もしやすく、効率的にボディメイクできるからです。
各部位、3種目くらいは軽くジムでできるはず。
しっかりとした目標があるなら、ジムで筋トレを検討しましょう。
自宅で筋トレをするメリット
アンケート結果で大半を占めた自宅派でのメリット・デメリットについて紹介します。
手軽さとお金がかからないのはもちろん事、実際に経験したことも踏まえて紹介していきますね。
自宅で筋トレをするメリットとしては、手軽さとお金がかからないのはもちろんこと、周りを気にせずトレーニングできることだと筆者は考えています。
それぞれの項目で、詳しく解説していきますね。
- お金がかからない
- 通う時間と手間がかからない
- 好きな時に始められる
- 周りを気にせず筋トレできる
(1)お金がかからない
「筋トレに、1万円近くもお金をかけられない…」
そんな人には、自宅での筋トレがオススメです。ジム代のような月謝もかからないので、工夫次第では0円でトレーニングできます。
お金がかかったとしても、ヨガマットやアブローラー(腹筋用ギア)などの道具だけなので、3,000円ほどあれば十分です。
(2)通う時間と手間がかからない
自宅でトレーニングを行う場合は、通う時間を節約できるのがメリット。
仕事が忙しかったり、子育てでなかなか家を出れない人は、その場でトレーニングを始められる自宅が良いです。
通う手間と時間は、ちょっとした工数かもしれませんが、意外と負担ですよね。
自宅トレーニングは、手間と時間がかからないのが最大のメリットだと考えます。
(3)好きな時に始められる
自宅なら、もちろん営業時間がないので、好きな時に始められます。
最近は、24時間ジムなども増えましたが、好きな時に始められる自宅の方が圧倒的に楽ですよね。
ちょっとした合間に、筋トレをできるのが自宅の良いところです。
深夜は騒音に気を付けてね
(4)周りを気にせず筋トレできる
ジムでのデメリットでも紹介した、周りを気にしてしまう人は、自宅の方がオススメです。
誰にも見られないので、服装やトレーニングフォームを気にする必要がありません。
マイペースに筋トレしたい人は、自宅が良いでしょう。
自宅で筋トレをするデメリット
自宅で筋トレをするデメリットは、主にトレーニングの質や、継続性のところが大きいです。
その中でも、大きなデメリットと感じるポイントを3つ紹介しますね。
- 切り替えが難しい
- 自己学習が必要
- トレーニング負荷に限界がある
(1)切り替えが難しい
自宅だと、なかなか筋トレを始められなかったり、ダラダラと過ごしてしまいがち。
更にテレビや、ゲームなど誘惑も多いです。
筋トレをする時間と、リラックスする時間をきっぱり分ける必要があるでしょう。
筆者の場合は、ノリノリ音楽をかけて切り替えるようにしています。
(2)自己学習が必要
自宅では、基本的に誰も教えてくれないので自己学習が必要です。
運動経験者であれば、家ですぐにトレーニングを始められると思います。
しかし、筋トレ初心者はYou Tubeや、書籍で自主的な学習が必須。
更に、フォームが合ってるか、否かというのも自身で模索しながらやらないといけません。
(3)負荷に限界がある
自宅は、本格的なホームジムの器具を買わない限り、トレーニングの負荷(重量)に限界があります。
また、トレーニングメニューのバリエーションも、ジムと比べると少なくなります。
なので、飽きずに継続できるかがポイントです。
<自宅で筋トレ>こんな人にオススメ
自宅で筋トレをするのが向いている人は、何事も効率的に行いたいと考える人です。
トレーニングのやり方の学習や、スケジュール立てなど、誰に言われずとも自分でできる人が自宅派に向いてると考えます。
それでは、具体的な内容について以下で詳しく解説します。
- スキマ時間でトレーニングをしたい
- 自分でモチベーション管理ができる
- 筋肥大を重視しない
- お金をかけたくない
スキマ時間で筋トレしたい
仕事で忙しい人や、長い時間トレーニングができない人は、自宅で筋トレをすることが多いようです。
着替える時間や、ジムまで通う時間がないので、効率的にパッと始められます。
また、ウェアなどを準備するのがめんどくさい人にもオススメですね。
モチベーション管理ができる
トレーニング時間から、メニューまで、自分のモチベーションに作用されず、淡々とこなせる人は、自宅での筋トレで問題ありません。
もちろん、ジムでもしっかりトレーニングできるでしょう。
また、一人でも楽しみながら筋トレできる人は、自宅での筋トレに向いています。
筋肥大を重視していない
筋肥大を重視せず、ダイエット目的(引き締めたい)の人は自宅で十分です。
ボディビルダー並みに大きくしたい場合は、器具を揃えないといけません。
しかし、引き締めたいという希望であれば、自宅での筋トレで十分効果があります。
また、筋トレ初心者なら、自宅での筋トレでもある程度筋肉が付くので、細マッチョを目指したい人にもオススメです。
お金をかけたくない
自宅であれば、ジム代などは一切かからないので、節約思考の人は自宅での筋トレがオススメ。
アブローラー(腹筋を鍛えるアイテム)や、腕立て伏せ用のバーなどがあると、より強い負荷を筋肉に与えられます。
しかし、筋トレアイテムが無くても自宅で十分筋トレは可能です。
まずはお金のかからない、
- 腕立て伏せ
- スクワット
- 腹筋
あたりから始めると良いでしょう。
それでもジムか自宅のどっちかで迷うなら「まずは自宅」
紹介した内容を踏まえても、ジムか自宅のどっちかで決めきれない人は「まずは自宅で筋トレする」ところから始めましょう。
器具についても必要最低限で大丈夫です。ヨガマットや、アブローラーくらいでいいでしょう。
種目としては、
- 腕立て伏せ
- 腹筋系
- スクワット系
の簡単な種目を行うようにしてください。
YouTubeから自宅でできるトレーニング動画は多数アップされています。まずはやってみたいと思える内容から少しずつ始めてみてください。
そして、
- 負荷が足りなくなってきた
- もっと筋トレを極めたい
- 高重量も扱って筋肥大したい
というモチベーションになってきたらジム利用も検討すればよいのです。
私の場合は、まず自宅で腕立て伏せから始まり、市営の都度払いジムへ通い、月額制のフィットネスジムに切り替えて今に至ります。
最初から無理してジムを契約する必要はないので、自分のペースに合わせてスタートしてくださいね。
まとめ|自分にあった場所(自宅・ジム)で筋トレをしよう!
本日は「筋トレするならジムと自宅どっち?」という内容で紹介しました。
自宅とジム、それぞれのメリットとデメリットをよく理解して、続けやすい方を選ぶようにしてくださいね。また、本当に悩むようならまずは自宅で筋トレするところから始めてみてください。
本日紹介した内容をもとに、ジムに通ってみようと思う人は、別記事で「ジム通いにおすすめのグッズ10選」を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
筋トレ初心者の人は、具体的なステップと方法について紹介した記事を書いています。あわせてどうぞ。